冬の三日月

冷え込む日が続いていますが、夕方三日月がとてもきれいでした。
「冬の三日月・・・」「切れそうな　三日月・・・」いくつか言葉が浮かぶのですが、なかなかうまく句になりませんでした。



『切れそうな　三日月ながめ　白い息』　

クリスマス・イブまであと５日

夜のきらびやかな飾りのなかでひときわまぶしく輝いている笛を吹く天使が、朝の静かな情景のなかで静かに存在していました。
この前も書きましたが、たくさん人が来てにぎわっているときとはまたちがう味わいを見せてくれています。



『聞かせてよ　クリスマスの歌　天使さん』

懐かしい昭和の風景

日吉神社の石段を登ったところの風景です。手洗い場とトイレと御神輿など祭具をしまっている蔵でしょうね。こっちの倉の方が正しいのかなあ。
目で見る風景と写真に写した画像としての風景では少し趣が異なりますね。


『冬晴れに　蔵の白壁　輝けり』　

サンタクロースの歌う人形

高槻にたくさん人がやってくる回転寿司やさんがあります。その入り口に朝見るとカラフルな風船がクチャーッとつぶれて置かれていました。
夕方、もう一度前を通りかかるとなんとそれが膨らんでサンタさんの人形になっているではありませんか。
そして、箕面の天ぷらやさんの店先にもそれが置かれていました。



『店頭の　サンタよろこぶ　大入りの客』

凍てつく朝

寒い冬がやってきました。特に今朝はさむかったです。
箕面のヴィソラというショッピングモールの朝の風景です。
作業をしている人をのぞいては誰もいません。人っ子一人いない静かな静かな朝です。週末のあのざわめきが嘘のようです。



『冬の朝　きのうのざわめき　凍てつけり』

冬木立

中央公園をウォーキングしながらいろいろな木を眺めるのですが、面白い木の群れを見ました。何人かで話をしているような、じゃれ合っているような見た目にはそんな風に感じたのですが、デジカメを通すとちょっとまた雰囲気が違うのです。



『「寒くない？」絡み合ってる　冬木立』　

１２月１４日は赤穂の義士祭です

セントラルパークの外の道路がウォーキング・ロードになっていて、その中に腐葉土を敷き詰めた柔らかい土の道路があります。
片足ずつ踏みしめるたびに心地よい反発を感じるのです。
でも今日は討ち入りの日、テレビで見たような雪道を踏みしめて歩く赤穂義士の面々を思い浮かべてしまいました。

　

『土の道　ギュッギュッと踏みて　義士おもふ』

伊勢寺をお参りしてきました。

能因さんのお墓からほど近いところに伊勢寺があります。能因さんが恋い焦がれて摂津の国、古曽部まで追いかけてきた美貌の歌姫、伊勢姫の墓を祀って伊勢寺になったそうです。
「難波潟みじかき葦の節の間もあはでこの世をすぐしてよとや」
恋の歌です。
この歌の返歌が
「わびぬれば　今はた同じ難波なる　みをつくしても　逢はんとぞ思う」
元良親王の歌です。
「ほんのちょっとの間でもあなたに逢わずにはいられない」
→「こんなに耐えてきたけど　もうどうでもいい　死んでも逢いたい」



『節の間に　心燃やして　古曽部かな』

更紗木蓮という名前を知りました。

土曜日の朝、家の周りの植物たちを撮影しました。どうだん躑躅や山茶花など、赤く色づいた葉っぱの中で木蓮は葉っぱを落とし早くも新芽の準備に入っていました。



『朝寒や　さらさモクレン　冬ごもり』

川を埋めて造ったというまっすぐな道

大阪市内にある南北に通るまっすぐな道を歩きました。「昔は川だったんだよ」と教えられました。川はどこへ行ったのでしょうか。？
まっすぐな道に立って、まっすぐ歩きたくなりました。



『川の上　北風抜ける　まっすぐな道』