心に届く俳句を作りたいと思っています。
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今朝、一匹のセミが道路に仰向けになって足を動かしてもがいていました。
「起きたいのか?」と聞くと「うん、うん」というようにからだが上下に動きました。
羽根のところをちょっと押してやるとくるんと腹這いになりました。



カメラを構えるとカメラを持つ私の方にじわじわと近寄ってきます。横の方から撮影しようと左に動くと、セミくんも身体の向きを回転させて私の方を向きます。




きっとお礼が言いたいんだなと思って「よしよし、もうひっくりかえらないように!」というと、身体全体でうなずくように上下に動かしていました。
さよならを告げて、用事をすましてまたセミくんのところに戻ってくると道路にはいなくて、一段上の緑地の方に上がってまたまた仰向けに転がっていました。




「おまえはあほか?せっかく助けてやったのにまたあおむけになってるやん!」と声をかけると、
「もどしてくれー!」というセミくんの声が聞こえてきました。
「俺はセミタロウ!この木を登ってお空に行きたいんや!!」
「セミタロウ?単純な名前やなあ。わかった、またおこしたるよ」

腹這いになったセミタロウは真っ直ぐに木の方へ向かいました。



えっちら、おっちら株元に辿り着いたセミタロウは木を見上げることもなくすぐに登り始めました。



気持ちよくすいすい登っていきます。



枝を切ったところにあぶらがぬってあるのかツルツルと滑って何度か落ちそうになっていました。
「誰がこんなことしてるのや!何でつるつるやねん!」怒りながらも何とか乗り切ろうとがんばっています。



難所を越えてどんどん登っていきます。
「あんまり上に上がると鳥さんたちに狙われるぞ!たべられるぞ!」と声をかけると
「うん、それでもええねん、セミタロウはタンパク質、豊富やから」
ちょっと寂しそうに言いました。



静かに静かに登り続けます。高く登ったのでお別れの挨拶も出来ず、小さくなったその姿を追うばかりでした。



最後に撮影したこの一枚の後、セミタロウの姿はいくら探しても見つかりませんでした。




ひとときを蝉と戯る朝の風

   【ひとときを せみとたわむる あさのかぜ】



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