『春やねえ』小さな雀に見つめられ（「はるやねえ」ちいさなすずめに みつめられ）

朝（あさ）の日差し（ひざし）の中（なか）で小（ちい）さな雀（すずめ）が私（わたし）を見（み）つめていました。
いつも現（あらわれ）れる『食（しょく）パンおじさん』と私（わたし）を間違（まちが）えたみたいです。じーっと私（わたし）を見（み）つめてから私（わたし）がパンの入（はい）った白（しろ）い袋（ふくろ）を持（も）っていないのを確認（かくにん）すると、ぷいっと向（む）こうを向（む）いてしまいました。



ちょんちょんと横（よこ）を向（む）くとちょっと不機嫌（ふきげん）な表情（ひょうじょう）で桜（さくら）の花（はな）の落（お）ちるのを眺（なが）めていました。




　　ポーズとる雀も温し春陽差し

　　　　（ぽーずとる　すずめもぬくし　はるひざし）



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